BRIAN ENO’S THE SHIP – A GENERATIVE FILM

アンビエントミュージックの先駆者として知られるブライアン・イーノ氏。その彼が、グラミー賞にもノミネートされた2012年作品『LUX』以来となるソロ・アルバム『The Ship』を発表し、Dentsu Lab Tokyoがそのミュージックビデオの制作を担当。楽曲制作にあたり、ブライアン・イーノ氏はテーマを「歴史を通じて繰り返される人類の野心とパラノイア」と語る。プロジェクト実施にあたり、一つの固定の映像を制作するのではなく、映像体験をジェネレートし続ける「ソフトウェア」を制作した。具体的には、深層学習を行う機械知能を構築。過去1世紀超の人類の歴史上の出来事の写真を学習させた機械知能に、現代の様々なニュースサイトからの画像を閲覧させ、現代の事象から過去を想起し続ける映像を生成する。生成される映像は、アクセスする時期によっても常に変化。総体的に人類の記憶を持ったといえる機械知能が現代をみたとき、何を思い出すのか?その解釈は見る人に委ねられる。

Credit
Creative Director / Creative Technologist:菅野薫 (Dentsu Lab Tokyo) | Creative Technologist:木田東吾 (Dentsu Lab Tokyo) | Art Director:上西祐理 (電通) | Machine Learning / Technical Direction:徳井直生 (Qosmo, Inc.)| Programming / Technical direction:比嘉了 (backspacetokyo)| Server Side:佐々木一 (Mount Position inc.) | Server Side:大塚幸二(Mount Position inc.) | Server Side:椎野 峻輔 (Mount Position inc.) | Motion Designer:橋本麦 (INS Studio) | Front Engineer:小島準矢 (Superposition Inc.) | Producer:池内光 (Dentsu Lab Tokyo) | Producer:藍耕平 (Dentsu Lab Tokyo) | Producer:小川愛世 (Dentsu Lab Tokyo) | Producer:加藤純 (Dentsu Lab Tokyo)

プロジェクトムービー
Director:門藤勇樹 (MONDO FILM) | Producer:藤岡将史 (電通クリエーティブX) | Prduction Manager:中村広美 (電通クリエーティブX) | Editor:米倉哲 (CAPRA) | Mixer:三神健太 (degital egg) | Animator:畳谷哲也 (kotobukisun)
Award
ARS ELECTRONICA2017 STARTS PRIZE 2017 nomination