TOP >  WORKS > PRINT HOPE PROJECT

被災地の“いま欲しい”を現地でつくる新しい支援のかたち

PRINT HOPE PROJECT

災害支援を“送る”から“現地で作る”へ。

本プロジェクトは、災害支援を世界中の3Dデータで行い瓦礫やペットボトルなどの災害ゴミを再生素材に変え、現地で必要な物資を3Dプリントする取り組みです。
下記2つのプロダクトで、災害ゴミから始まる、新しい支援の循環をつくります。

地震、洪水、台風。 災害支援の現場では、「早く・大量に・同じものを届ける」ことが優先されます。 けれど避難生活が長引くと、日々の小さな不便が少しずつ積み重なっていきます。

・仮設トイレのドアが閉まらない
・食器が足りない
・やることがなく、時間を持て余す

命を守る物資は届いても、その先の「ちょっとした困りごと」までは届きにくいのが現状です。
私たちは、被災地にある災害ゴミから、そのとき本当に必要なものを現地でつくる仕組みを考えました。

PLA-PALは、災害ゴミを物資に変える常設型の支援BOX。 困りごとを掲示板に書き込むと、世界中の支援者から3Dデータが届き、災害ゴミを利用してその場でプリントされます。 災害時だけでなく、日常でも使える、人の「困った」に応える新しい支援インフラを目指しています。

PLA-PALのアップデート版の本車両PLA-HUBは、専門家が同行しながら災害ゴミを回収・破砕・洗浄し、材料となるフィラメントを生成、その場で3Dプリントまでを完結できる自己完結型の移動工房です。

ソーラーパネルと蓄電池により電力を自給しながら、世界中の支援者と繋がり、被災地のニーズに応じて共有・蓄積された設計データや改良情報を受け取り、現地の状況に合わせて即座にその場で必要なものを出力します。

3Dプリンタ搭載災害支援車両「PLA-HUB」 社会実装パートナー募集中

全国で大規模災害が続く中、“必要なものが、必要な時に、必要な場所にない”という状況が繰り返されています。PLA-HUB は、この課題を根本から変えるために生まれました。

廃材をその場で素材に変え、必要な部品をその場で作り、1つ1つの困りごとに確実に応えるための移動工房です。この仕組みを社会に根付かせるために、共に支援の未来をつくるパートナーを募集しています。

防災、ものづくり、物流、通信、車両、地域連携、CSR など、専門領域は問いません。

「支援のアップデート」に向き合いたい皆さまと協力したいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

Credit

Art Director: 須藤 絵理香 | Communication Director: 谷口 隆太 | Creative Technologist: 厚木 麻耶 | Communication Planner: 戸松 嶺太郎 | Communication Planner: 渡邊 清子 | Planner: 山口 高幸 | Associate Communication Planner: 佐々木 暖