necomimi

人間の身体や能力には限界があると誰しもが思っています。

しかし、本来ないはずの器官が身体についていたら?
しかも、その器官を意思の力で動かすことができたら?

わたしたちは脳波を測定するセンサーを使用して、
新しい人間の器官を開発しました。

「necomimi」は人間の身体や能力を拡張する、
まったく新しいコミュニケーションツールです。

ネコの耳の形をしたこの機械は、脳波を利用して、
あなたが言葉に出すよりも早くあなたの状態を表現します。

頭の上に「necomimi」をつけてください。
あなたが集中すると、耳はピンと上に立ち上がります。
あなたがリラックスすると、耳はくたりと寝た状態になります。
集中とリラックスが同時に訪れると、耳は立ち上がり、ピクピクと動きます。
この状態はプロのスポーツ選手などがその力を最も発揮する状態と言われています。

自分の状態を外部に表すことによって、
どのような感情の変化が訪れるでしょうか?
面白い?恥ずかしい?怖い?
最初は違和感を感じるかもしれません。
装着をつづけると、ある程度、耳の動きをコントロールできるようになります。
そのとき「necomimi」はあなたの身体の一部になります。

“necomimi”はneurowearプロジェクトによって、2011年春にプロトタイプが発表されました。その後、米国TIME誌「世界の発明50」に選ばれるなど国内外で話題を集めたことをきっかけに、2012年に米国のシリコンバレーに拠点を置くニューロスカイ社から商品化されました。そして2021年、鳴き声で自分の状態が把握できるようになった新モデルが登場しました。現在、下記サイトでお取り扱いしています。

ニューロスカイ

脳波でうごく、ネコのミミ。『necomimi』

ユカイ工学
necomimi

Credit
●Prototype
Executive Creative Director:Masataka Hosogane (Dentsu Inc. )| Director/Business Development:Toshitaka Kamiya (Dentsu Lab Tokyo) | Inventor/Creative Director: Kana Nakano (Dentsu Lab Tokyo) |Producer:Tomonori Kagaya(Tomonori Kagaya Inc.) |Robot Creator: Shota Ishiwatari (KILUCK CORPORATION) | Art Director: Shoko Watanabe (Dentsu East Japan/Inc.) |Producer: Kazuhisa Suzuki (Dentsu Inc. ) |Planner/Copy Writer: Satoko Horikawa (Dentsu Inc. ) | Stanley Yang ( Neurosky/Inc.) |Kikuo Ito ( Neurosky Japan Inc. ) |Hiroaki Koyama ( Neurosky Japan Inc. )

●2012
Superviser:Kana Nakano(Dentsu Lab Tokyo) │ Producer: Toshitaka Kamiya(Dentsu Lab Tokyo)、Tomonori Kagaya(kagaya.com)│ Product Manager │ Technical Advisor:Shota Ishiwatari(Kiluck Corp.)│ Manufacture / Sales: NeuroSky, Inc.

●2021
Superviser:Kana Nakano(Dentsu Lab Tokyo), Tomonori Kagaya(kagaya.com) , Shohei Koide (Dentsu Inc. ) │Sound Designer: Yasuhiro Tsuchiya(Dentsu Lab Tokyo)│ Art Director〔Package〕:Urara Mano (Dentsu Inc. ) │ Manufacture / Sales :NeuroSky Co., Ltd.
Award
TIME誌「2011世界のベスト発明50」

[アルスエレクトロニカ2012]
-インタラクティブ部門 栄誉賞

[文化庁メディア芸術祭2012]
-エンターテインメント部門 審査員推薦作品

[カンヌライオン2012]
- Mobile:Bronze
- Innovation:Shortlist